Da-chan.diary

趣味の乗り物やアトピーについて記していきます。

V125、腰上O/H時に買い足した工具の話し。

実は私、前職は車バイク系工具屋さんだったのである程度の工具は所有していますが前回、腰上O/H時にどうしても必要で買い足した工具があります。

 

それがこちら!

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 プレート型のトルクレンチです。

なぜ買ったと言いますと私自身、長いことNBロードスターに乗っておりロードスターを整備するために工具が増えていった様なものなので足回りやホイールナット用でハイトルク向けな1/2DRで60〜200Νmのトルクレンチしか所有していなかったので購入しました。

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ちょっと説明しておきます。

普通自動車整備では基本的に3/8DR、高トルクを要する箇所やインパクトなどには1/2DRが使用され、狭くて仕方がない時に1/4DRを使用する。といった感じです。

サイズの説明ですが、分数のインチ表示です。アメリカ製ドイツ製日本製問わず表示は同じなので国際規格にでもなってるんですかね?

1/2DRは差し込みが12.7mm、3/8DRは9.5mmといったかんじで、対してソケット側の表記は◯/◯sq(恐らく、スクエアの略でしょう。DRは知りません笑)となります。

 

 

ではなぜ一般的なプリセットタイプ(設定したトルクがかかるとカチッてなるやつ)にしなかったのか?ですが、私は基本的にソケットは3/8サイズとインパクト用で1/2サイズでしか揃えていません。

 

エンジンヘッドの中って結構弱めなトルク指定が多く、プリセット型のトルクレンチを買うとなると必然的にソケット差し込みも1/4サイズと小さくなってしまううえに、1/4サイズのソケットなんて持っていません(汗)しかもプリセット型の場合、良い値段のわりに測定範囲が極端に狭く、2〜15Nmとか15〜30Nmとか…。そこでプレート型のトルクレンチの存在を思い出しました。差し込みは3/8DRなので持っているソケットが使える、プリセット型と違い0スタートで測定範囲が広い、安い、内部スプリングのヘタリからくる誤差をあまり気にしないで良い、しかもなんか玄人みたいでカッコいい!!(笑)

 

でもメリットばかりではなく、デメリットもあります。

まずはやっぱり目盛りを垂直に見ないといけないこと。

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 この写真、真上からなのでしっかり0を指していますよね。それを斜めから見てしまうと

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5Nmを超えてみえます。作業箇所によってはどうしても垂直に目視できない場合があるのが欠点です。

もう一つメリットがありました。

対角線締めなどで仮締めから本締めまでトルクの指定がある場合。プリセットだと仮締めトルクでカチカチ締めた後、本締めトルクに設定し直して…と言う手間が省けます。

 

 

最初はトルクレンチを買うのに抵抗がありました。ですがカムも変える予定だしまたヘッドを開ける予定があるとわかっていたので購入しましたが、測定範囲が広いので色々使えそうです。結果、買って良かったと思っています。

 

 

次回はカムを交換しての感想でも書こうかとおもっています。