ヤフオクの個人製作ぽいFコンつけてみました。
前回のブログの続編です。
私のV125ハイコンプ&ハイカムにしてから超低速では燃料リッチでゴロゴロ(8番プラグてのも原因ですが汗)、街乗り領域〜60km/hではリーンでパンパンなり常に60km/h以上で走って無いとご機嫌斜めでした。60km/h巡行からのエンジン停止でプラグが白くなっているのは確認しているのでこの領域を少しリッチ(燃料を濃ゆくする事をリッチ、逆に薄くすくる事をリーンと言います)にするべく…
個人製作の安いFコンを買ってみました!!
このFコンはリッチ方向限定です。(因みにK7型にはリーン方向にセッティングできる物は廃盤となり現在入手できません泣)
落札する前に「回転数事のセッティングはできません」は読んでいたのでどこかに妥協点をおかないといけないのは理解していましたが、取り付け方を見て納得。
吸気温度センサーに信号送ってたんですね。
回転数事にできるタイプならディスチャージポンプ(インジェクターと燃ポンが一体化してるやつ)に配線します。
配線の割り込みが済んだら外から余り見えない様に這わせました。
コントローラー本体はメットイン内につけるので配線が通るだけの穴開け加工をして無事取り付け完了しました!
シートを閉めても潰さないように、Fコンのカバーがちゃんと開く事を配慮してこの場所に。
とりあえずポンずけでセッティングしないでも体感できるほどトルク感でました!
約5000円でこれなら良いと思います!
一つ弊害があるとすれば、純正の燃料噴射マップを底上げするようなモノなのでアイドリング時もリッチ傾向にあり8番プラグではバイクが自分で暖機できない事もしばしば…。(アイドリングで燃料濃ゆくて燃焼出来ずストールします汗)
エンジンスタートしたらしばらく空吹かしで暖機させるか、エンジンスタート後ストールさせないように暖機運転しながら直ぐに乗り出す必要があります。
ただ勘違いしないで頂きたいのは私のV125はハイカム&ハイコンプで高回転を多用するため8番プラグを使用しているため、アイドリング付近ではプラグが冷たいのです。
試しに純正5番を入れたところアイドリングも安定、排気がやたらガソリン臭いてのも解消されました。
高回転を多用しない方にはトルクが増して乗り易くなるのでオススメ出来ますよ!!
今回はこのへんで👋
次回のバイクネタはV125のポートについて。です。
ソロ観光ツーに行ってきました。
いつもメカ的な話しなのでたまには昼間からソロツーリングに行ってきました。
セッティングや整備ばかりしているとまた引き篭りがちになるので、リハビリがてら昼から出かける事に。
目的地は沖縄県の世界遺産、日本100名城の「中城城跡(なかぐすく)」
長丸が今回の目的地、小丸の県道146は私がセッティングなどで良く使う「ホームコース」です。
世界遺産の横をいつも通りながら入った事はなかったので今回は昼ツーがてら観光に。
入場料は400円でした。入場すると城跡入口までカートで送ってくれます。
カートを下りたら城跡入口でゆっくり写真を撮りながら観光を楽しんできました。
城跡入口
ここの城跡は沖縄戦で建物が焼失しているので様々な石垣がメインになるようです。
入ってすぐに「御願所(うがんじょ)」があったので手を合わせておきました。
本殿入口です。
アーチ部分とその周りで岩の積み方が変わっていますよね。アーチ部は「布積み」そのまわりは「あいかた積み」と言うそうです。
本殿のアーチをくぐると…
広大な広場があります!!
ここだけ何故か城壁沿いに歩道があります。番人的な方達が城の周りを見える様にしたんでしょうか?とりあえず登ってみました。
綺麗な曲線を描く石垣…中国文化が混じる沖縄感を強く感じました。
そしてこの場所から反対側の景色。
矢印がホームコースで◯は交通安全の「沖縄成田山」です。
一通り観光を終えると入口前のカフェで少し休憩。
これから帰路につくんですが、バイクの写真を撮っていたら面白い物を発見!!
ご当地マンホール??なんやら「琉歌」が書いていて興味がわきました。
調べてみると村の公式にあったのはコレです。
アーチ門から海と月が見えるデザインなんですね。
この琉歌の意味が気になったので調べてみました。
訳すると…
「世に名高い中城城から吉の浦を眺めると月が美しくわたり何と平和な事か、とても災いなどあろうはずが無い」
となるみたいです。確かにこの中城城は太平洋側を一望でき…
「月が昇る側」になるんですよね。そして下の海沿いの地域を「吉の浦」と言うそうです。
あの琉歌を歌った方はさぞかし綺麗な月をみていたんでしょうね。
こんなマンホールがあったなんてしょっちゅう通る道なのに気がつきませんでした(汗)
たまにはゆっくり昼ツーもいいもんですね。
バイクの写真が無いとなんか寂しいので下の道で撮った写真を貼っておきます(笑)
この二枚、ワインディング感あって好きです。アクションカメラが有れば道の紹介も出来たのに…(泣)
意外な事を言いますが、海に囲まれた南国の島🌺に生まれながら海より山や緑が大好きなんです(笑)
連なる山々にかかる雲海や木々の間から遠くに見える海に凄く癒されます。
今度本州に数ヶ月でも行く事があればV125も連れて行きたいですね。
今回はこの辺で👋
V125、ハイカム導入後の燃調について。
前回のブログ…
の続きです。
カムを変えてからスタート時のアイドリングが安定しない&街乗りの回転域では燃料が薄くパラパラなっていましたが、マフラーのインナーサイレンサーを外したらスタートアイドリングがマシになりました!(が、街乗り回転域は燃料が薄くなったような気がします汗)
私は国内大手2社のカムプロフィールを見比べてキタコ製にしました。
こちらがキタコのカムプロフィールです!
因みにですがコレは武川製のカムプロフィールです。
作用角もキタコ製の方が大きいです。
カムの話しについては↓
をご覧くださいね!
キタコカムを組んだ私のV125ですがプラグが8番と冷たいのでコールドスタートで安定しません…。試しに30分放置アイドリングさせてプラグを抜き確認しましたがプラグがガソリン臭い(汗)
少し悩みましたが当たり前の事でした。作用角の大きいカムを入れてインナーサイレンサーをつけたままでしたから。(足でマフラー塞がれてるようなものです汗)
バッフルを外してアイドリングをさせまたプラグを外し臭ってみましたがガソリン臭さは解消されていました!!ですが排気がガソリン臭さすぎるはあまりかわらず…。
次の課題は「街乗り回転域40km/h〜60km/hで燃料が薄い」です。この速度で一定走行テストしたところプラグが白焼けしていたので。この回転域の燃料を増やす事が出来ればハイコンプ化ももっと活きてくるのでは?と考えました。
しかし私のV125はK7型。サブコンはあるけど燃料を「増」方向にしか弄れるモノしか存在しません…「増減」できれば燃費もノーマルレベルまで戻す事も可能だったのに(泣)
因みに私が教科書として使っているのは、
4ストロークエンジンを触るなら避けては通れないバルブタイミングについて詳しく解説されています。エンジン出力を活かすも殺すもヘッド次第…ですからね。
もと日産ワークス「NISMO」メカニックの藤沢さんの本です。
この本と合わせてオススメしたいのが、
レースカーエンジンをいくつも手掛けてきた林さんの本。
この本、化学的に解説してくれるだけでなく「ヘッドガスケットを薄くした」や…いや、やっぱり目次だけお見せします(笑)
各項目ごとに解説していてマニアにはかなり楽しい一冊になっています!!
とコレらを読みながら毎度チューニングやセッティングを試行錯誤しています。
V125は私の実験台になっていますね(笑)
今回はこの辺にしておきます。
次回は街乗り回転域の燃調をどう補うか?の予定です。
カム交換後のレビューの前に、V125エンジンヘッド&シンダーをバラした感想を。
前回のブログでカム交換しての感想を書くと言いましたが、未だ私もセッティングの真っ只中のためV125エンジンヘッド&シリンダーをバラしての感想を書きます。
まず一番最初に驚いたのはピストンリングが使用限界に来てオイルが空同然で走っていたのにも関わらず、純正のメッキシリンダーに大した傷が入っていなかった事。
私的にシリンダー再利用できるので嬉しかったのですが一般のユーザー層にとっては仇になります。なんたってエンジンを潤滑してないといけないはずのオイルが空でも走るなんて、定期的にオイル量を確認しない普通のユーザーはエンジンが焼き付いて初めて壊れた事を知る訳ですから…(汗)
またシリンダーが大丈夫でもヘッドまでオイルが廻って来ておらず、ロッカーアームが酷い状態になっていました…。
ロッカーアームのカム山が当たる部分です。爪が掛かる程に減っていました。ロッカーアームがこの状態なら間違いなくカム側もダメージを喰らっているはず。
カム側のダメージもかんがえると同時に交換したかったのでO/H時は見なかった事にしてそのまま組んでいました(汗)
前回のブログで書いた「ノーマルカムだとエンジンの高回転が回らない」と、この酷いロッカーアームを見てしまっているのでカム&ロッカーアーム交換は割と早めに行いました。
今回は少し短い記事でしたがここまでにします。
ピストンリングやバルブステムシールは消耗品ですが、皆様が出来る限りオイル管理をマメに行って高い修理代を払わず愛車との楽しい時間を長く過ごせたら…と願っています。
V125、腰上O/H時に買い足した工具の話し。
実は私、前職は車バイク系工具屋さんだったのである程度の工具は所有していますが前回、腰上O/H時にどうしても必要で買い足した工具があります。
それがこちら!
プレート型のトルクレンチです。
なぜ買ったと言いますと私自身、長いことNBロードスターに乗っておりロードスターを整備するために工具が増えていった様なものなので足回りやホイールナット用でハイトルク向けな1/2DRで60〜200Νmのトルクレンチしか所有していなかったので購入しました。
ちょっと説明しておきます。
普通自動車整備では基本的に3/8DR、高トルクを要する箇所やインパクトなどには1/2DRが使用され、狭くて仕方がない時に1/4DRを使用する。といった感じです。
サイズの説明ですが、分数のインチ表示です。アメリカ製ドイツ製日本製問わず表示は同じなので国際規格にでもなってるんですかね?
1/2DRは差し込みが12.7mm、3/8DRは9.5mmといったかんじで、対してソケット側の表記は◯/◯sq(恐らく、スクエアの略でしょう。DRは知りません笑)となります。
ではなぜ一般的なプリセットタイプ(設定したトルクがかかるとカチッてなるやつ)にしなかったのか?ですが、私は基本的にソケットは3/8サイズとインパクト用で1/2サイズでしか揃えていません。
エンジンヘッドの中って結構弱めなトルク指定が多く、プリセット型のトルクレンチを買うとなると必然的にソケット差し込みも1/4サイズと小さくなってしまううえに、1/4サイズのソケットなんて持っていません(汗)しかもプリセット型の場合、良い値段のわりに測定範囲が極端に狭く、2〜15Nmとか15〜30Nmとか…。そこでプレート型のトルクレンチの存在を思い出しました。差し込みは3/8DRなので持っているソケットが使える、プリセット型と違い0スタートで測定範囲が広い、安い、内部スプリングのヘタリからくる誤差をあまり気にしないで良い、しかもなんか玄人みたいでカッコいい!!(笑)
でもメリットばかりではなく、デメリットもあります。
まずはやっぱり目盛りを垂直に見ないといけないこと。
この写真、真上からなのでしっかり0を指していますよね。それを斜めから見てしまうと
5Nmを超えてみえます。作業箇所によってはどうしても垂直に目視できない場合があるのが欠点です。
もう一つメリットがありました。
対角線締めなどで仮締めから本締めまでトルクの指定がある場合。プリセットだと仮締めトルクでカチカチ締めた後、本締めトルクに設定し直して…と言う手間が省けます。
最初はトルクレンチを買うのに抵抗がありました。ですがカムも変える予定だしまたヘッドを開ける予定があるとわかっていたので購入しましたが、測定範囲が広いので色々使えそうです。結果、買って良かったと思っています。
次回はカムを交換しての感想でも書こうかとおもっています。
V125ノーマルECUでハイコンプ化ってどうなのって話し。
SP武川さんのボアアップキットなどにはFIコントローラー付属や推薦など、燃調のセッティングを推薦しています。
私のV125は排気量こそ125ccのままノーマル0.5mmガスケットを0.1mmに交換と、エンジンに対して(燃調に対して?)かなりグレーゾーンなところです…。
そこで私は速度、回転数を一定で走行し停車後アフターアイドルなしでエンジンを停止しプラグを確認するという原始的な方法で確認してみました。(FI車にその方法が通用するのか?汗)因みにハイコンプ化に合わせてスパークプラグはNGKで熱価は純正から2番上げの8番を組んでいます。
まずはアイドリング時。確実にノーマル時よりガソリンが濃ゆく感じます。排気がかなりガソリン臭い(笑)
次は街乗り、でて60km/h程度での検証。ここからはプラグを確認していきます。
近所のダムまで。昼のソロツーも気持ちいです。
一応、NGKさん公式からプラグの見方を引用してきました。
そのまま帰宅して直ぐにエンジンストップ、プラグ確認。
状態はこんな感じ。
街乗りペースでまさかの白焼け?!軽く焼けすぎています。(燃料が薄い、プラグ熱価が高い時の症状です)走行、加速中(スロットルON時)に体感できるようなノッキングはありませんでした。
このプラグ状態を見て、全開テストを少し躊躇してしまいましたがデータ取りは大切なので慣らし終了してから深夜のふ頭でテスト。回らなくなってしまったエンジンを回るところまで回してまたもアイドリングさせずエンジン停止。プラグ確認。
その時の状態がこちら!!
あれ?!今度は自己洗浄できていて綺麗に焼けてる??
全開といってもおそらく回転数は7000rpm回ってないとおもいます。(肌感ですが)
ここからは私の憶測ですがノーマルの燃調って、
「下は濃ゆく(発進トルクを得る為これは基本)街乗りで頻繁に使う中回転では薄め?(きっと巡行燃費を良くする為?)上の回転へ向けて濃くなっている?(エンジン保護が目的?)」
私的にはこんな感じで納得しています…。
もし!上記であっているようであれば現状ではWRを軽くして常時回転高めで走った方が燃焼効率は良いのかもしれません。
現在高回転域も使える様にハイカム導入も考えているのでさらに回転が上がるとどうなるか?
気になっています。
V125、ハイコンプ化その後…
私のV125、ハイコンプ化から10日ちょっとたち200Kmほど慣らしをし全開を解禁しました。
そしてビックリしたのが確かにトルクは増していますがハイコンプ前より上が回らない?!検証がてら最高速アタックをしてみましたが、ハイコンプ前の記録の-6km/hでした(汗)
なぜかと思い、
私の教本をよみあさっていました。
するとあっさり解決!!(笑)
まず、バルブタイミングの基本をはっておきます。
それからV125ノーマルカムのプロフィールを見てみます。
バルブが開いている時間が少ない&オーバーラップも5°と少ないです(汗)
(BTDC+ATDC=オーバーラップです。)
さらに各バルブが開いている角度も少なくかんじます…。
吸気ATDC1°+ABDC24°=25°
排気BBDC24°+BTDC4°=28°
と、こんな感じで各バルブの開いている角度も少ない、オーバーラップも少ないとなるとハイコンプ化しても吸排気を効率よく行えなくなりむしろ圧縮が抵抗になって「回らないエンジン」になってしまったようです。
バルブタイミングを進めて帳尻を合わす方法もありますがV125はデコンプが邪魔して既製品でスライドカムスプロケは存在しません(汗)
デコンプをキャンセルしてスライドカムスプロケの自作も考えましたが、ハイコンプエンジンなので始動時クランクへのダメージを思うとその手は無しになりました。(キック撤去しちゃったので汗)
少し話しがズレますが、モンキーなんかでもボアアップしたのに遅い!と言う方が稀にいるとおもいます。その方達は極点な癖を嫌ってノーマルカムのカムのまま。てパターンも多く感じました。
今回私が学んだのは「ハイコンプやボアアップで高圧縮化したエンジンにはハイカムもセットで!」です。
私はオイル上がり下がり修理ついでにハイコンプ化しましたが、そうで無い方は下は無くなりますが上で回るのでカム交換からを個人的にはオススメしますよ。回るエンジンの方が心躍るので!(笑)
次回はノーマルECUにハイコンプの燃調について書いてみようかとおもいます。
※当方は素人でありプライベーターです。真似されてもクレームは受け付けません。