V125、ハイコンプ化その後…
私のV125、ハイコンプ化から10日ちょっとたち200Kmほど慣らしをし全開を解禁しました。
そしてビックリしたのが確かにトルクは増していますがハイコンプ前より上が回らない?!検証がてら最高速アタックをしてみましたが、ハイコンプ前の記録の-6km/hでした(汗)
なぜかと思い、
私の教本をよみあさっていました。
するとあっさり解決!!(笑)
まず、バルブタイミングの基本をはっておきます。
それからV125ノーマルカムのプロフィールを見てみます。
バルブが開いている時間が少ない&オーバーラップも5°と少ないです(汗)
(BTDC+ATDC=オーバーラップです。)
さらに各バルブが開いている角度も少なくかんじます…。
吸気ATDC1°+ABDC24°=25°
排気BBDC24°+BTDC4°=28°
と、こんな感じで各バルブの開いている角度も少ない、オーバーラップも少ないとなるとハイコンプ化しても吸排気を効率よく行えなくなりむしろ圧縮が抵抗になって「回らないエンジン」になってしまったようです。
バルブタイミングを進めて帳尻を合わす方法もありますがV125はデコンプが邪魔して既製品でスライドカムスプロケは存在しません(汗)
デコンプをキャンセルしてスライドカムスプロケの自作も考えましたが、ハイコンプエンジンなので始動時クランクへのダメージを思うとその手は無しになりました。(キック撤去しちゃったので汗)
少し話しがズレますが、モンキーなんかでもボアアップしたのに遅い!と言う方が稀にいるとおもいます。その方達は極点な癖を嫌ってノーマルカムのカムのまま。てパターンも多く感じました。
今回私が学んだのは「ハイコンプやボアアップで高圧縮化したエンジンにはハイカムもセットで!」です。
私はオイル上がり下がり修理ついでにハイコンプ化しましたが、そうで無い方は下は無くなりますが上で回るのでカム交換からを個人的にはオススメしますよ。回るエンジンの方が心躍るので!(笑)
次回はノーマルECUにハイコンプの燃調について書いてみようかとおもいます。
※当方は素人でありプライベーターです。真似されてもクレームは受け付けません。