addressV125腰上O/H 〜それは突然やってきた〜その3完結編
前回は各部品達の洗浄でした。
今回のお話しは組み立てです。整備書の睨めっこしながら組んだために写真が少なめです(汗)
まずはヘッドの組み立てです。バルブステムシールを交換して組み立てました。
写真ではヘッドに何もついていません(笑)
バルブ、ロッカーアーム、カムシャフトを組んだらヘッドは一旦保留しピストンにリングを120°づつずらして組みシリンダーを組みます。
前回チョロっといったチューニングですが、簡単に言うと「ハイコンプ化」しました!
腰下とシリンダーブロックの間のベースガスケットを社外品に。
純正のベースガスケットは0.5mmなのですが、V125&シグナス系の老舗ショップ「油漢」さんの「トルクアップベースガスケット」を使用しました。
さすがに0.1mmペラ一枚では不安なので腰下側に液体ガスケットを塗って組みました。
腰下にベースガスケットが張り付いてシリンダーを入れやすくなるし、万が一のガスケット抜け防止が目的です。コレで純正比0.4mmのハイコンプ化になります(圧縮比は測っていません汗)。
ハイコンプにした事で完全にハイオク車になりました。
合わせてスパークプラグを純正から2番アップの8番に変更。V125は駆動系チューンを進めていくとどうしてもWRが軽くなり高回転使用になってしまいます。エンジンノーマルでも7番を使用していたので今回は8番を選択しました。
無事エンジンは組み上がり…
初めてのエンジンバラしだったので心配でしたが何事もなく始動し15分ほどエンジンかけっぱなしでオイル漏れチェックもしましたが異常なしでした!!
すぐに外装を組んでとりあえず近所をチェック走行。問題なく走ります。
翌日エンジン慣らしついでに30キロほど離れた基地の街へギリシャ料理?を食べに行ってきました。
綺麗なサンセット、歩いているのはピットブルと散歩中のアメリカ人ばかり、さすが基地の街です(笑)
少し話しが逸れてしまいました(汗)
帰宅後直ぐにプラグを確認。
少し白焼け?中回転域しか使用していないので高回転域が使える様になったときが心配ですが、コレでもアイドリング時は7番プラグノーマルエンジンの時より排気がガソリン臭いです。もしかしたら街乗りの方が燃費の悪い極端なエンジンに組んでしまったかもしれません(笑)
それでもO/Hは成功でした。O/H前のプラグはオイル焼けで真っ黒でしたので…。
帰宅後、オイル残量チェックをしましたがオイル減りは見受けられません。
今回の腰上O/Hは部品集めや汚れが酷い部品の漬けおきもあり3日かかりましたが、慣らし走行でも少しのトルクアップを体感出来たので私的には成功です!
今後はプラグ焼けをみながら駆動系をセッティングしていこうと思います。
ではV125腰上O/H記、以上になります!!
addressV125腰上O/H 〜それは突然やってきた〜その2
さて、ピストンピンをSST無しで抜き無事ピストン摘出からの続きです!
一度取り外し再利用するパーツ達を「エンジンコンディショナー」を吹きつけサランラップで巻き一晩つけ置きして…
翌日、要交換部品や新しいシール類を買い出しに出かけました。
足りないパーツは揃いましたがまずは再利用するパーツ達を洗浄します。
まずはヘッドの燃焼室。
これでも少しエンジンコンディショナーと古歯ブラシ(笑)で掃除した方なんですが、こびりついたスラッジが落ちません…。ここは忍耐!落ちるまで何度もエンジンコンディショナーを吹いて歯ブラシで磨いてを繰り返しました。
その結果…!
こんなに綺麗になりました!!
今回はオイル下がりの原因である「バルブステムシール」も交換するので、バルブを外したあとは吸&排気ポートのスラッジ落としもしました。やはりオイルを燃焼していた事もあり、排気ポートのスラッジは酷かったです。こちらも古歯ブラシで掃除しました(笑)が、頑張った甲斐もありかなり綺麗になりました!!
ここまで綺麗にしましたが排気ポートのスラッジは粉や石の様になっていて本当に大変でした(汗)
排気ポートです。まずは燃焼室側から。
次はエキマニ側から。
ここまでスラッジを落としたら排気効率は絶対良くなるでしょう!
ヘッドの掃除やバルブステムシールを交換し、その日は排&吸気バルブをエンジンコンディショナーラップ巻きにしてまた一晩つけ置きしました。
翌日。今度はバルブのスラッジ落としです。今回はバルブ擦り合わせはしないのでバルブステムを磨かないように気をつけながらバルブフェース面と燃焼室側を磨きました。
磨き前の排気バルブです。まずはフェース側から!スラッジビッシリ(汗)酷いです…。
燃焼室側から。もうスラッジなのか土がついているのかわかりません(笑)
では磨き後の排気バルブをみましょう。フェース側から。
かなり良くなったと思います!
燃焼室側です。
完璧には至りませんでしたがかなりマシになり文字がハッキリ見える様になりました!
吸気バルブは元が排気側ほど酷くなかったのでビフォー撮り忘れました(汗)
磨き後の写真です。フェース側から。ピカピカです!
では燃焼室側。まるで新品の様に綺麗になりました!
あとはピストン。磨き前です。コレはさすがに新品交換も考えましたが、洗浄後の状態をみて交換するか否か決めようと思いまして…。
ピストンもエンジンコンディショナー漬けで一晩つけ置きしました(笑)
翌日、古歯ブラシやカーボンスクレーパーでリング溝をおそうじ。
復活しました(笑)再利用決定です!
今回はこの辺で終わりですが、その3ではちょっとした「チューニング」をしています。でわ!
〜その3へ続く〜
※作業者は趣味でやっておりプライベーターで素人です。エンジン整備に関する質問には返答しません。ご了承ください。
addressV125腰上O/H 〜それは突然やってきた〜その1
今回のお話しは長くなるので分けて書こうと思います。
私のV125オイル上がり下がり両方始まっていて、オイル減りのペースが酷かったんです。「H」ゲージまでオイルを入れてワインディングを2時間ほど楽しんでオイルレベルを確認すると、もう「L」ゲージにチョンとオイルがついているくらいです(汗)
そのうちピストンリング交換も兼ねてO/Hしようと思いパーツは少しずつ集めていましたが、その時は突然やってきました…。
5日ほど前、いつも通りワインディングへソロツーへ行った帰り道の事です。
登りのコースを走っていて最後のコーナーを立ち上がるためスロットルを少しずつ開けていくと「ブーン、フゴヮー!」と急に一瞬吹けなくなりなりました。過去にV100を焼付かせた苦い経験から最悪の事態を想像しました(汗)
そこから急遽ペースダウン、帰路で止まらない事を願い自宅に帰ります…。
翌日、とりあえずオイル残量を確認したらレベルゲージにつきません。かなり焦りプラグホールからピストンを覗いてみました。
ピストントップがプツプツ。コレはオイル焼きのカーボンか又はピストンが溶け始めているかわからず重いため息をはきます…。
ピストンは大丈夫か、シリンダーは再利用可能なのか…考えてもわからない事なのでとりあえずヘッドだけ外してピストンの確認、クランクを回してシリンダーの確認をする事にします。
ヘッドを外して安心ピストンのプツプツはカーボンスラッジ、シリンダーに目立つ傷もありませんでした。
実はこのまま組み直してオイルを補充しながら乗り、パーツが揃ってからO/Hする予定でしたが気になった事があったので結局シリンダーも抜きます。
気になった事とは、「ピストンピンはSST無しで抜けるのか」です。
ストレートさんからこんなSSTが出ていまして、
Amazonでも送料が出て3500円ほどします。そんなにエンジンバラす人ではないし、病療中無職には痛い出費になります(汗)
そこで私は「普通にピストンは首振っていたし、コレ必要なのか?」と思いとりあえず確認のためノリでピストンまで外す事にしました。ここまできたら、もうそのまま組み直すと言う考えを捨てています(笑)
ピストンピンを止めているサークリップ?を外しディープのソケットをあてがい軽くハンマーコンコンしたらアッサリ抜けました。無事ピストンピン取り外し&ピストン摘出に成功!私の車両は不幸中の幸い?焼き付いていなくSSTは必要ありませんでした。
痛い出費を抑える事が出来て良かったです。
〜その2へ続く〜
※作業者は趣味やっておりプライベーターで素人です。エンジン整備に関する質問には返答しません。ご了承ください。
タイヤ&ホイルを新品交換しました。台湾新品ホイルの精度確認と、適応障害やアトピーを元にYouTube活動するか考えている件。
最近ツーリングにでると60km/hくらいのコーナリングで車体が振るような感じがしだし、私の後ろを走っていた後輩からホイル歪んでない?と指摘をうけました。
自分でも確認しましたが、結構ホイルが振れてみえます。
そのままではツーリングが楽しく無いどころか、雨天走行が危険と判断し交換することに。
今回揃えた部品達です。
台湾純正ホイルと(今回のメインです)
タイヤも台湾メーカー「ティムソン」製 TS-689Fです。
そしてどうせホイルを新品に交換するなら合わせてブレーキシューもしちゃえ!と思い、今まではキタコ製を使用していましたが…
キタコ(KITACO) ノンフェードブレーキシュー SS-3N レッツ系,ZZ等 770-2013020
こちらも台湾メーカー chicken HI CUALITY PARTS のブレーキシューを用意しました。もう台湾大好き(笑)
本題の台湾新品ホイル精度確認の前に、国内モデルと形状が同じかチェックしたところ、微妙な違いがありました。
まずは国内モデルのリヤホイル
わかり辛くてすみません。エアバルブの穴が開け放し?といいますか、穴の周りと高さが変わりません。
では台湾製ホイルを見てみます。
今度はピンボケです(汗)
赤で書いている様に、台湾製はバルブ穴周りが凸になっています。
ですがバルブがハマらないとか、スプラインが違ってそもそもつかないなどの不具合はありませんでした。
本題の精度確認の前に、新品ホイルをなぜ確認したかったのか、なんですが「台湾製だから」ではなくV125のホイルが溶接で作られているため、新品でも溶接熱で「鉄のひずみ」からホイルが少し歪んでいるとかあるんじゃないかな?と思ったからです。
比較動画です。音量の調整を忘れたので音量注意して下さい!
SUZUKI addressV125 台湾新品ホイル精度確認。
結果は良し!でした。ついでに交換前に履いていたタイヤ、ユナリのUN-300とのツーショットも貼っておきます。
ユナリの方は、ホイルが歪んでいるだけでなく、センターはスリップサインも出始め、極小ながらひび割れも始まっていたので良い機会だったとおもいます。
交換後、その晩に私の2輪&整備技術の師匠である方とタイヤの皮剥き、ブレーキシューの慣らしに軽くツーリング行ってきました。
皮剥きなのでホントゆっくりペースでしたが今回購入したタイヤTS-689F、好感触だったのでブレーキシューとタイヤの慣らしが終わってからのツーリングが楽しみです。
PS.今回雑な編集ですが初めてYouTubeに投稿しました。モトブロガーさん達に憧れもありました。それと適応障害やアトピーの事など、小論文の本などを読んで「いかにブログ読者の方に文章で伝える事ができるか」と切磋琢磨してきましたが、色んな方にシェアしていただき読んでもらっていますが、文章で表す事が難しくて書いていない事などもあります(適応障害の症状や感情の波など)。せっかくなら私の言葉で皆さまに伝えたい、もっと理解を深めて欲しい!と考え今回は適当な趣味の比較動画ですが、この動画をアップした事が今後、YouTube活動への第一歩になれば…と思います。
2/9(日)のりゅうPON!を読んでいただいた方、ありがとうございました。とその後の話し。
予定通り、2/9(日)のりゅうPON!に私が書いた原稿が連載されました。
読んでいただいた方、誠にありがとうございます。
告知のブログに書いた通り連載がきっかけで大先輩と連絡をとり、約5年以上ぶりにお喋りしてきました。
朝の10時に先輩宅で集合し一緒にバイク屋巡りをし、お昼をご馳走してもらいました。
私がV125に乗っている理由の一つに「熱くなって本気で攻めた走りをしても大して速度がでず、250CCや400CCに比べて少しは安全だから」て言うのがあります。
たまたま先輩がレプリカの小型ミッション車に興味があったらしく、4輪車からバイクになってもまた一緒に走れる日が来るんじゃないかと私もバイクを見に行く道中からワクワクです。
バイク屋について先輩が気になっていたのは輸入車の「アプリリアRS4」でした!
さすがにV125では足元にも及ばないので、私は小型国産最速と言われる「GSX-R125」を見ながらこの値段なら社会復帰して半年くらい貯金したら買えるなぁなんて考えていました。
小型を見た後は250CCクラスを見にまた別のバイク屋さんへ行きました。いろいろ見てお昼ご飯をする事になり帰りながらタコライスを食べる予定でしたが、立ち食いテーブルしかなかったのでかなり予想外ですが、テイクアウトして先輩宅に上がり食事をする事になりました。家族がみんな外出中であるにしろ、かなり恐縮ではありますが心から嬉しかったです。食事をしながら先輩と色々な会話をしました。記事の事や私が適応障害になった事や、きっかけなど…。
こんな久しぶりの再会も、私にりゅうPON!「エールメール」の執筆を依頼していただいた担当者のおかげだと思っています。
この場を借りて担当の方にお礼を申し上げたいと思います。
たまたま私のブログ発見から依頼をいただいたお陰で、大先輩である「Kさん」に久しぶりに会う事ができました。発刊当日にKさんとあったのは少し照れくさかったですが、とても良い時間を過ごす事ができ、Kさんとの繋がりもまだ切れていない事を再確認できました。
初めて担当者さんとカフェで話して色々質問を受けていなかったら、Kさんとの再会もいつになっていたかわかりません。本当に出会いに感謝です。
ご多忙とは存じておりますが、無理しない程度にコレからもお仕事を頑張って下さい。
2/9(日)沖縄県の新聞「琉球新報」の小中学生向けりゅうPON!「エールメール」二話目が掲載されます。
本日、2/9(日)の琉球新報の小中学生向け新聞「りゅうPON!」に、二話目が掲載されます。
一話を読んだ方もそうでない方も読んで頂きたいと思います。
詳しく内容は書けませんが、「趣味での繋がり、その後」のお話です。
二話目には私の尊敬する方が文中に登場します。
その方にだけはどうしても読んで頂きたくて5年?しばらくぶりにメールを入れると、
アドレスも変わっていなかったようで早速返信があり「原稿、楽しみにしてるよ」というお言葉と、「時間の都合が合えば久しぶりに会ってお話しでもしないか」と言われ、数年ぶり、しかも発刊の日に会う事になりました。恥ずかしいと言うか、照れ臭いと言うか、会える嬉しさや良くわかない感情で涙がこみ上げてきました。
適応障害で私の感情コントロール機能が壊れたかと思ってしまったくらいです(笑)
当日は尊敬する大先輩に心配をかけないように、大先輩の前では涙しない様に気をつけたいと思います。
V125、ビームーンファクトリーのメーターに交換し、速度誤差の検証をしてみました。
純正デザインのままで、140km/h表記とフルスケールな「ビームーンファクトリー」製のメーター。
前から欲しかったのですが、某オクを徘徊してたら「開封のみ未使用」的な奴が出品されていて新品の半値ぐらいで購入できました。
ビームーンファクトリーのメーターが欲しかった理由は一つで
「純正ベースぽいし、実速との誤差も純正と同じだろう」
と考え、それならきっとハッピーメーターのままなはずで120km/h以上メーターを回して遊ぶ事ができる!とアホな思いつきで購入にいたりました。
到着後早速取り付け!
実物を見てもやっぱりフルスケールはカッコイイ!
しかし、しばらく乗ってみて気づいてしまいました。
今までより遅く速度が表示されている…?
コイツはもしや、アンハッピーメーターなのか?まさか。
なら私の購入動機を覆す残酷な現実メーターなのか?
真相を探るべく我々はアマゾンの奥地へ向かった。
V125の純正メーターは60km/hを超えた辺りから約10%の誤差が出ると言われています。(実速より速く表示される)機械式ワイヤーメーターなので、速度が速くなるにつれて誤差が大きくなるのは仕方がない事です。
では私が購入したメーターは?
140km/hに対応するためにメーター内のギヤ比などが変更されているのは当たり前ですが、もしかして誤差対策もしてあるのか?疑問に感じスマホでGPSスピードメーターをダウンロード、アプリを起動させたままジャケットの内ポケットに入れて検証してきました。
60km/hと誤差が発生すると言われている80km/h、車両のビームーンのメーターを見ながら上記の速度で巡行し、停車してGPSスピードメーターを確認する。
検証の結果は、
残酷な現実メーターでした(笑)
こうなると実速を上げないとメーターを回せないので、早くセカンダリー側に手を入れたくなってきました、沼です(汗)
またV125はノーマル排気量で結構な駆動系チューニングをしても、120km/hが壁といわれています。ならメータースケールを持て余すだけなので、少し貯金して駆動系セッティングに役立つタコメーターがついたSP武川製のデジタルメーターを買えばよかったと少しだけ後悔…。
SP武川製はタコメーター以外にも、油温計や別売センサー追加で空燃比計表示もでき、さらには走行距離トリップ機能も付いていたはず。
ビームーンファクトリー製は、新品で定価9800円と安価で正しい速度がわかり、さらには純正デザインのフルスケールとカッコいいです。
でもスケールを持て余すのはつまらないので、いつかはSP武川製デジタルメーターに交換しようと思います…。